2012年光化学討論会実施における変更点
渋谷一彦教授(東京工業大学大学院理工学研究科)を代表とする光化学討論会実行委員会より提案された2012年光化学討論会実施(案)を基に、喜多村昇光化学協会会長により任命を受けた光化学討論会検討委員会、そして光化学協会理事会において慎重に議論した結果、以下の点を改定して討論会を実施することになりました。
- 口頭発表会場を4会場に増やし、そのうち1会場はシンポジウム用とします(ただし、初日の午前中は4会場共に一般口頭講演)。シンポジウムは原則として英語セッションとし、依頼講演で構成します。
- 学生の口頭発表を可能とします。ただし発表者は、質疑応答に対応できる学生に限ります。学生と一般を合わせた1研究室あたりの口頭発表件数は原則として2件(学生の口頭発表は1研究室あたり1件まで)です。
- 優秀学生発表賞(ポスター)に加え、優秀学生発表賞(口頭)を新設します。
- 討論会前日に、プレシンポジウム(協会主催の公開講座)を開催します。
- 要旨集の原稿の分量を現在の1/4 pageから1/2 pageに変更となります。
- 開会式と閉会式は取りやめます。
- 1. のシンポジウムに関しては、外国の研究者が通して聞ける会場を用意すること(国際化対応)に加え、協会員以外の方が講師として討論会に参加していただける機会を作り、光化学協会に興味を持っていただくことも目的に新設いたします。主題に関連するトッピックスの集中的な議論、新分野・境界分野の開拓を目指したテーマ設定など、主催校の特徴を生かした企画が可能になります。
- 2. の学生発表の再開は、協会員から要望が多く、また若手育成のためにも重要と考えます。それに伴い、昨年まで行われていた最優秀学生発表賞選考口頭発表会は取りやめ、また優秀学生発表賞(口頭)を新設いたします(上記3)。
- 4. のプレシンポジウムは、光化学討論会の宣伝と光化学協会員の増員を目指した公開講座で、討論会の日程・会場とドッキングして開設します。2012年度のテーマは、太陽エネルギー変換とし、現在準備が進んでいます。協会員だけでなく、会員外の聴衆も受け入れ、参加費は無料といたします。
- 要旨集の文字が小さすぎるとのご意見をいただきましたので、様式を以前の形に戻します(上記5)。
- 学生発表を行うために、講演総数を増やす努力を致します(上記1および6)。
光化学討論会実行委員会には、現在着々と光化学討論会の準備を進めていただいております。会員の皆様の積極的なご協力をお願い申し上げます。
光化学討論会担当常任理事
石谷 治(東京工業大学 大学院理工学研究科)