豊橋技術科学大学 情報メディア基盤センター
准教授
- 2010年3月
- 早稲田大学 大学院先進理工学研究科 化学・生命化学専攻 修士課程修了
- 2013年1月
- 早稲田大学 先進理工学部 助手
- 2013年3月
- 早稲田大学 大学院先進理工学研究科 化学・生命化学専攻 博士後期課程修了
- 2015年4月
- 早稲田大学 理工学術院 次席研究員(研究院助教)
- 2018年4月
- 早稲田大学 理工学術院総合研究所 次席研究員(研究院講師)
- 2021年4月
- 豊橋技術科学大学 情報メディア基盤センター 准教授
- 2021年4月
- 豊橋技術科学大学 大学院工学研究科 情報・知能工学専攻 准教授 (兼任)
「励起状態の電子状態理論」
量子化学計算は分子の光物性や光化学反応を解析する手段として広く利用されている。量子化学計算は、計算条件の設定や設定結果の解析を対象と目的に応じて適切に行う必要があり、そのためには電子状態理論に関する知識や理解が望まれる。本講演では、励起状態を対象とした電子状態理論について解説する。また、時間が許す範囲で簡単な計算例や解析手法も紹介する。
名古屋大学 大学院情報学研究科
教授
- 2007年3月
- 京都大学 大学院理学研究科 化学専攻 博士後期課程修了
- 2007年5月
- University of Minnesota, Postdoctoral Research Associate
- 2009年5月
- 分子科学研究所 IMSフェロー
- 2011年4月
- 分子科学研究所 日本学術振興会特別研究員(PD)
- 2013年4月
- 琉球大学 理学部 海洋自然科学科 化学系 助教
- 2018年10月
- 科学技術振興機構 さきがけ研究者(兼任,2022年3月まで)
- 2019年3月
- 京都大学 大学院工学研究科 分子工学専攻 准教授
- 2023年9月
- 名古屋大学 大学院情報学研究科 複雑系科学専攻 教授 現在に至る
「量子化学計算プログラムの使い方」
近年の計算機の発展に伴い、量子化学計算プログラムが気軽に使えるようになってきました。しかし、実際に使うとなると、計算手法や基底関数などの選択肢が非常に多く、どれを選ぶべきか悩むこともあると思います。本講演では、量子化学計算プログラムGaussianを例に、基礎的な基底状態の計算から、やや発展的な励起状態の計算まで幅広く使い方を解説します。
慶應義塾大学 理工学部化学科
准教授
- 2011年3月
- 慶應義塾大学大学院理工学研究科基礎理工学専攻博士課程 修了
- 2011年4月
- 京都大学福井謙一記念研究センター フェロー
- 2015年4月
- 近畿大学理工学部理学科 助教
- 2015年12月
- JSTさきがけ研究員(兼任)
- 2017年4月
- 奈良先端科学技術大学院大学 特任准教授
- 2020年4月
- 慶應義塾大学理工学部化学科 准教授
「消光に着目した発光材料の理論的設計」
発光材料の設計において、発光強度の制御の制御は重要な課題の一つである。近年、量子化学計算を用い、基底状態と励起状態のポテンシャルエネルギー曲面(PES)の交差点を探索することで、励起状態からの失活過程を理解し、望む発光強度を持つ分子を設計することが可能になってきた。本講演では、希土類錯体や遷移金属錯体を例に、PESの交差点の情報を元に、配位子を設計した例や機械学習に利用した例を紹介する。
コンフレックス株式会社
主任研究員
- 2001年 3月
- 筑波大学大学院化学研究科 修了
- 2001年 4月
- 株式会社ベストシステムズ
- 2003年 1月
- 科学技術振興機構 研究員
- 2004年11月
- 豊橋技術科学大学 研究員
- 2008年 4月
- コンフレックス株式会社
「Gaussian16を光化学に適用するための操作と基礎知識」
Gaussian16を用いて光化学に関わる現象を解明するために必要な操作の内容を、搭載されている機能を元に解説する。また、Gaussian16から新たに加わった機能と、これを用いた計算例を紹介する。
大阪大学 大学院工学研究科
助教
- 2015年3月
- 山形大学大学院理工学研究科有機材料工学専攻 博士後期課程修了
- 2015年4月
- 九州大学稲盛フロンティア研究センター 特任助教
- 2017年10月
- 科学技術振興機構 さきがけ研究員
- 2019年4月
- 理化学研究所創発物性科学研究センター 研究員/基礎科学特別研究員
- 2021年10月
- 大阪大学大学院工学研究科応用化学専攻 助教
- 2023年4月
- 科学技術振興機構 創発研究者
- 大阪大学大学院工学研究科附属フューチャーイノベーションセンター 助教
「量子化学計算を活用した有機EL材料の開発」
安価・軽量・フレキシブル・プリンタブル・希少金属フリーといった利点を有する有機半導体の開発は、有機ELをはじめとする次世代電子デバイスの根幹を担う重要な課題である。材料開発のさらなる加速に向けて、近年著しい発展を遂げている量子化学計算の活用が期待されている。本講演では、熱活性化遅延蛍光材料や励起一重項–三重項逆転材料の開発における量子化学計算の活用例を紹介する。
株式会社QunaSys プロダクト事業部
事業開発/プロダクトオーナー
- 2019年3月
- 大阪大学大学院基礎工学研究科物質創成専攻化学工学領域 博士後期課程修了
- 2019年4月
- 株式会社カネカ 入社
- 2022年4月
- 株式会社QunaSys 入社
「量子化学計算への応用を目指した量子コンピュータ開発の現状と展望」
量子コンピュータは、計算機の基本単位であるビットに量子状態を用いた量子ビットによって構成され、従来の古典コンピュータとは異なる計算を実行することができる。従来現実的に計算することが困難とされてきた計算が、量子コンピュータによって効率化することが期待されている。特に化学の領域では、高精度量子化学計算の効率化が期待されており、従来現実的には困難な規模での高精度計算が実行可能になることが期待されている。本講演では、量子コンピュータを概説し、化学における現状の適用例や今後の期待について紹介する。