ごあいさつ
2015年の光化学討論会は9月9日(水)から11日(金)の3日間、大阪市立大学・杉本キャンパスにおいて開催されます。また、国際光年(IYL2015)を記念して討論会の前日の9月8日(火)13時から国際シンポジウムを開催いたします。徳丸克己先生、Soo Young Park先生、城戸淳二先生、安達千波矢先生他、最前線の研究者による基調講演および招待講演を予定しています。発光デバイスに関する基礎から実用までの流れと最先端の研究について半日で網羅する内容になっております。討論会と合わせてご参加いただけますと幸いです。
光化学討論会は、光化学研究者が日頃の研究成果を発表・議論する最も重要な場であるとともに、研究者が一同に会して交流を広げる場でもあります。光の時代にあって、光化学の基礎や応用技術のさらなる発展はもちろんのこと、独創的な新研究の推進や若手研究者の育成も重要です。
一方、ここ数年は海外の研究者や、日本在住の留学生やポスドクの方など、日本語を母国語としない参加者が増えてまいりました。そのため、光化学協会は海外からの会員の増強や、国際的な人材育成を図っているところです。その施策の一環として、討論会の英語化を進めることになりました。具体的には、予稿集に英文の要旨を追加すること、優秀学生発表賞応募者は、予稿原稿ならびに発表スライドまたはポスターを英語で作成して頂くことをお願いいたします。また、全ての発表者の皆様に、発表に用いるスライドやポスターを英文で作成されることを強く推奨いたします。
2015年討論会では5会場での口頭発表とともに、光生物学、光スピン化学、人工光合成に関する国際シンポジウムを開催致します。また、例年通り学生の口頭発表を行い、口頭とポスター発表のそれぞれに優秀学生発表賞が授与されます。さらに、最優秀学生発表賞としてRoyal Society of ChemistryならびにElsevier社から支援を頂いた学生賞が授与されます。学生の皆様は奮ってご応募下さい。
2015年光化学討論会ならびに国際光年記念国際シンポジウムへの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
2015年光化学討論会実行委員長 岡田 惠次
光化学協会 討論会担当理事 唐津 孝