会長挨拶

2018年1月より光化学協会の会長を務めることになりました。2年間宜しくお願いします。

国際派でもある三澤元会長・宮坂前会長の後継として、伝統ある光化学協会の長を務めるのは大変気が重いものですが、より国内に目を向けて、協会の充実をはかっていきたいと思っています。

光化学研究は多岐に渡っており、化学だけでなく、物理学や生物学や医学などの様々な分野にも裾野を拡げているのは、言うまでもありません。しかし、現在の光化学協会で取り扱っている分野が、これまでの狭い定義の「光化学」にとどまっていて、新規参入の障壁を作っていないでしょうか? コアな分野をしっかりと研究することは大変重要なことですが、どんどん新しい内容や人材を取り込んでいくことも、これからの光化学協会の発展のためには必要不可欠であると考えます。現在、光化学に関わる大型の研究プロジェクトが多数立ち上がっていますので、まずそのようなプロジェクトとの連携をはかって、足元をしっかりと固めつつ、新しい分野の取り込みを目指して、光化学討論会でのセッションや講演会を行っていきたいと考えています。このようなことは、協会員の皆さんのご尽力なしには進めることはできませんので、協会の発展のためにご協力のほどお願いします。

光化学研究の将来の発展のためには、若い人が憧れるような分野であり続けなければなりません。「男子が大人になったらなりたい職業の1位に、学者・博士が15年ぶりにトップに返り咲いた」というニュースが、2018年1月に配信されています。少子化で子供の総数が減っている中で、光化学が夢を与えるような研究になれば(Photochemistry is dreamy science!)、まだまだ伸び代があると考えます。広報活動を活発に行いつつ、若手や女性研究者を育成する取り組みも行っていきたいと考えています。

光化学協会を応援や支援していただく仕組みを、これまで以上に作っていく必要があると考えます。広く市民からの応援と、賛助会員を含む企業からの支援は是非とも必要です。まずそれに答えられるようなサービス向上を行っていきたいと考えています。何かよいお考えがあれば、協会にどんどんお申し出ください。積極的に取り上げていきたいと思っています。

「光の関わることなら、まず光化学協会のホームページに行けば何でも判る!」と思ってもらえるように、HPの整備を行っていくことも、協会の知名度と信頼度を上げる際に大事なってきます。HPからの情報発信をもっと積極的に行っていきたいと考えています。皆さんからの様々な素材提供をお願いします。

皆さんと共に、光化学をたくさんの夢がある研究にして、協会を発展させていきたいと思っています。

Our dreams come true!

2018-2019 光化学協会会長
民秋 均
(立命館大学 大学院生命科学研究科)